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吉田恭教「変若水」

変若水変若水
(2011/10/18)
吉田恭教

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地元が舞台ということで「変若水(をちみづ)」読む。
Amazonの梗概はこう…

厚生労働省に勤務する向井俊介は、幼馴染の女医が突然死した真相を追及するうち、ある病院告発する文書の存在を掴み、島根と広島の県境にある雪深い村にたどり着く。 そこには変若水村と呼ばれ、古くから誰も見てはならないとされる雛祭りがある奇妙な村だった。相次ぐ突然死と、変若村で過去におこった猟奇事件の謎に向井が迫る――。


医療猟奇因習てんこ盛りで一気読み。特に因習部分は横溝時代よりさらに凶悪になり、久々手に取ったミステリだったが、トータルでなかなか面白かった。

がしかし、舞台となる村の位置もだいたいあの辺と判るが、あの辺りだと作中で使われている方言が微妙に違う。あと、渡橋は出雲市駅からR9を西に向かうし、いわんや宍道湖に到達した時点で出雲市ですらない…などと地元読者ならではの間違いが気になってしまったのがちょっと残念。
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.09 2012 BOOKS comment0 trackback0

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機械猫髭

Author:機械猫髭
片田舎の某フリーランサー。当ブログは個人的な外部記憶装置として始めました。内容は和製のミステリ&ホラー、そしてSF。それと文庫派なので、ハードカバーやノベルズが文庫化されると買い換える派です。

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