
去年後半から今年前半にかけてがツイッターブームだとするならば、今年(2010年)後半はラーメンブームだった。
それこそ、ツイッターでラヲタの知己を得たことが契機だったが、それにしてもよく食べた。
「ラーメン、好きですよ」と「ラーメンが好き」では、意味が違うことも今回のブームで実感した。
舌の有りようが違うと云うか、気持ちの有りようで愉しみ方の幅が広がることを実感した。
「ラーメン、好きですよ」の状態で、いざラーメンを食べようとする場合、
自分の中にある「いつも食べている味」を求める。
具体的に云うと、当地に多いしょう油豚骨系か塩、それも化学調味料で旨味を演出するタイプ。
そこから外れるラーメンは「不味い、イマイチ」となる。悪く云えば保守的だ。
これが「ラーメンが好き」という心持ちになるとちと違う。というか違った。
やはり、自分の嗜好よりも、その店の味を求めるようになる。冒険を始める。
冒険は失敗も多いが、出会いも多い。
写真はいずれもこのラーメンブームで出会ったお店の一杯。
「ラーメン、好きですよ」では知り得なかった店。
ただし、「ラーメン、好きですよ」状態の人間が食しても心に残す味。
化学調味料たっぷりのジャンキーあり、無化調の魚介系あり、無化調の鶏と魚介のWスープあり。
いずれも丁寧に仕上げられたこだわりの一杯。心に残さないほうがおかしい。
来年もまた「ラーメンが好き」な一杯と出会いたい。
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